nikkel ブログ Wireless/English/Cryptocurrency/NFT

【エンジニアが教える】最新Wi-Fiルーター選びの落とし穴【ポイント4つ】

Wireless

本記事では
最新Wi-Fiルーター選びの落とし穴について
紹介していきます。

こんな方におすすめです。

・Wi-Fiルーターを買い替えようとしている方
・どんなWi-Fiルーターを買えばいいかわからない方
・Wi-Fiルーター選びで困っている方
・なんでも最新のものを買えばいいと思ってる方





スポンサーリンク

最新Wi-Fiルーター選びの落とし穴

Wi-Fiルーターを家電量販店に見にいった時、店員さんにこのように言われたりしませんか?
「これからに備えて新しい製品を用意しておきませんか?」
「最新の製品は従来より通信が速くなっています!」
等々…

これらは決して間違ってはいません。
ただ、本当にそこまでの機能があなたに必要なのでしょうか?

そう言った視点も含めて読み進めていただければと思います。

それでは早速、落とし穴を紹介していきます。

1 機器が最新規格に対応していない

もう少し詳しく説明すると、
Wi-Fiルーターは最新だが、
スマホやPC等の機器が最新規格に対応していない。
ということです。

ここで規格と言っているのはWi-Fiルーターの外箱等に書いてある
Wi-Fi6やWi-Fi5といったものです。
数字が大きくなるほど、新しい規格ということを示します。
現在の最新規格は「Wi-Fi6」です。

スマホやPCはWi-Fiルーターと接続するわけですが、そもそもスマホやPCが最新規格に対応していなければ意味がないですよね。

それでも、店員さんはこう言ってきます。
「今から準備しておきましょう!」
確かに準備しておくのもいいですが、おすすめはしません。
その理由は、後ほど紹介します。

2 Wi-Fiの速度が速い

これのどこが悪いの?って思った方はたくさんいるのではないでしょうか。

もちろん、速いに越したことはないです。しかし、そんなに速い通信が本当に必要でしょうか?

みなさんは普段、自宅で
Youtube 動画をみる
スマホゲーム
任天堂Switch等のゲーム
をすることが多いかと思います。

このうち通信量が多いのはYouTube動画くらいです。
しかも多いと言ってもせいぜい通信量は10MBps程度です。

それに対して、Wi-Fi6では最高速度が理論値で9.6GBps(9600Mbps)です。実行速度(実際に出るスピード)だとしても6.7Gbpsになってきます。

もう桁が全く違うんですね。
なので、動画を見たりちょっとしたゲームをする程度であれば、かなりのオーバースペックになってしまいます。

ただし、注意点があります。
もしガチガチのゲーマーの方で通信遅延を出来るだけ無くすWi-Fiルーターをお探しであれば、
最高速度のものをお勧めします。
それでもオーバースペックなのは変わりないですが。

ただ、言うまでもなく、遅延なくゲームをする場合はWi-Fiではなく、有線LANで接続するのがベストですね。

3 インターネット回線の速度が遅い

ここから話が少し大きくなってきます。

スマホやPCを使う時にインターネットに接続しています。
YouTube動画を見るとき、オンラインゲームをするとき、友達とLINEをするとき、、、

つまり、Wi-Fiルーター家から外につながる回線を使うことで、世界中の人と繋がることができます。

そして、重要なことは高速に通信をするには、家の外(インターネット回線からWi-Fiルーター間)も、家の中(Wi-FiルーターからスマホやPC)も高速通信可能なことです。

さて、現在、普及しているインターネット回線は光回線です。この光回線の理論上の最高速度がどれくらいかご存知ですか?
そうです。ほとんどの場合が1Gbpsです。

では、ここでもう一度Wi-Fi6の理論上の最高速度と比較してみましょう。

速度
一般的な回線 1Gbps
Wi-Fi6 9.6Gbps

 

はい。
明らからにインターネット回線が遅いことがわかります。

何が言いたいかと言いますと、
インターネット回線の速度を考えても明らかにオーバースペックなのです。

つまり、
家の中だけ早くても、家から外の通信が遅いので、結局通信は早くならないと言うことです。

もちろん、10Gbpsの光回線も出てきていますが、それが利用できるのは都心の一部に過ぎません。

さらに、先程書いた通り理論上の最高速度が1Gbpsであるだけで、
もっと遅くなり得ます。

例えば、一部の集合住宅では光回線が他のご家庭と共用になる場合があります。
もし、その集合住宅に10家庭あるとすると、通信速度は1/10になってしまいます。

このように、ハイスペックすぎるWi-Fiルーターを購入しても、

その特徴を活かしきることは難しいのです。

4 より高機能な製品が後から発売される可能性がある

当たり前のことですが、重要なことなので書きました。

想像してみてください。
あなたが仮に就活生だとしましょう。
明日から就職活動が解禁される場合、
あなたはいつから企業の面接に応募しますか?

明日ですか?一か月後ですか?半年後ですか?

おそらくほとんどの人が解禁日から企業との面接に向かうでしょう。

なぜなら、早い者勝ちだから。はやく企業に自分をアピールして選んでもらいたい。
人気企業ならたくさんの人が面接に挑み、すぐに空き枠がどんどん減っていくでしょう。

Wi-Fiルータのメーカも同じです。
出来るだけ早く最新のものを開発し、
出来るだけ早く販売したいはずです。

そうしないと他社に負けしてしまうからです。

そうなれば、最新規格であるけども機能が不十分な製品が売り出される可能性があると言うことです。
つまり、「最新規格」と謳える最低限の機能だけを備えた製品を開発すれば、
時間もコストも抑えることができ、
早く市場に製品を出すことができます。

もちろん、最初から高性能に作り込むメーカもいますので、
しっかり見極める必要があります。

まとめると
後から発売される製品の方が高性能な場合があるので、
最新規格という言葉に踊らされず、
しっかり製品が搭載している機能をチェックしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?
ぜひこの4つの視点であなたの使い方に合ったWi-Fiルーターを選んでください!

・PCやスマホが新規格に対応しているか?
・PCやスマホで何をするのか?
・インターネット回線が十分に速いか?
・Wi-Fiルーターが十分な機能をもっているか?

それではまた!